第12回部会

日 時:3月30日(水)

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:今年度最後の部会です。三木研究員(俣野小)と星野研究員(亀井野小)からは、今年行った3回カード構造化法でつくったツリー図を見比べて、どのような表現の傾向がみられたのか、つまり、自身にとって何を振り返ったのかをレポートしました。回数が進むにつれ、みえるものがつながってくる中で、どうしてそう変化したのか、具体的な記述をてがかりに「自身が何を気にしているのか、またそれはどうしてなのか」を話し合いました。また今年度で研究員を3年終わる深澤研究員からは3年間を振り返り、自身の考え、見方が変わっていったのか、紹介がありました。研究員は3年終わって、「終わるのではなく、ここからがスタート」とよく言われますが、深澤先生も、ご自身がみたい「子ども像」また「ねがい」について語られ、部会一同感慨深い者がありました。

 

第11回部会

日 時:3月4日(金)

場 所:俣野小学校

内 容:

 この日の部会では、研究員OBの田中 朗先生の授業を参観し、メモした記録をもとに、参加観察による授業リフレクションを行いました。記録したメモをもとに、子どもについて物語っていきます。研究員にとってはじめの方法でしたが、「物語る」ということに挑戦しました。

 

第10回部会

日 時:2月2日(水)

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:この日の部会では、次回の部会で授業をしていただく研究員OBの田中朗先生にお見えいただきました。マンホールを題材にした授業の指導案についてのお話しがありました。その中で、田中先生は教材研究について熱く語っておられました。また後半は、カード構造化法による授業リフレクションの3回目を行った各研究員より報告がありました。深澤研究員からは、11月のセミナー後のクラスの様子について、コロナ禍での苦労話も含め、取り組みについて報告がありました。

 

第9回部会

日 時:12月27日(月)午後1時から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:

 この日の部会では、先月、授業セミナーを終えた深澤研究員に対して、講師や各研究員から多くの質問がありました。授業時の様子について、授業前や授業をやってみてどうだったのか等の質問に、深澤研究員は一つひとつ答えていき、授業について、振り返っていきました。次の単元はどうしていくのかの質問に「どうしよう」と笑いながらも、考えていました。なごやかな中にもきびしさのある話し合いでした。

 

第8回部会 教育実践臨床研究部会・授業研究セミナー

日 時:11月2日(火)

場 所:六会中学校

内 容:1年「3章 方程式(1次方程式の利用)」について、授業公開(深澤研究員)を行い、研究会を行いました。当日は、リモートで結び、一般の参加者の先生方や校内研究担当者の先生方は、オンライでの参加をいただきました。深澤研究員のねがいは、「数学のおもしろさを感じてほしい」で、「グローブを忘れた太郎君に追い付いて渡す条件は?」と具体的な場面を設定し、1次方程式を利用して問題を解決する手順をグループ活動を取り入れ、子どもたちの主体的に取り組む力を伸ばそうと取り組みました。その後の研究会では、深澤研究員の「ねがい」が実現できていたのかを中心に、子どもたちの「事実」から離れないよう、話し合いが進みました。最後に、深澤研究員から、今後どのように取り組んでいきたいかについて表明がありました。リモートでの授業配信は、実際に教室で子どもたちの様子をみるのとは違い、限界もあるので、参加者の方には、ご不便もかけましたが、活発な話し合いが行われました。

 

第7回部会

日 時:10月14日(木)午後3時から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:来月(11月2日)授業研究セミナーに取り組む深澤研究員の中学校1年数学科の指導案検討を中心に行いました。「何がねがいなのか」「どういう子どもたちの姿がみたいのか」を確認しながら、単元構成、また当日の授業の内容について話し合いました。数学のおもしろさを伝えたいとねがう深澤研究員に今回も忌憚のない質問が飛びかいました。「子どもたちは楽しみながら取り組めるか」「単元計画やねらいに沿った内容か」など、授業をイメージし、子どもたちの姿を思い浮かべながら話し合いが進んでいきました。

 

第6回部会

日 時:9月14日(火)午後3時から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:夏季休業中の第4回、第5回について、それぞれが考えたことを紹介し、そこで気づいたこと、また学んだことなど話し合いました。そのあと、11月に授業研究セミナーに取り組む深澤研究員の授業構想について考えを聞き、意見交換を行いました。深澤研究員が考える「数学のおもしろさ」とは、また「わかる」とはどういうことなのかなど、授業を考える上で「軸」となることについて、質問が出され、意見交換が出されました。「この授業って、子どもたちにとって、やりたくなる内容だろうか」との指摘もあり、子どもたちにとってよりよい授業となるよう、時間の許す限り授業検討が重ねられました。

  

第5回部会

日 時:7月30日(金)午後1時から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:昨日に引き続いての部会です。今日の研修講座についての質問、意見交換がなされました。現研究員と研究員OBもだいぶ慣れてきて、現研究員から出された「よくわからないこと」「不安なこと」についても話し合われました。「そうなんだよ。でもそこが大切なところなんだ」とOB。先輩に言われると素直に「そうなのか」と思えるから不思議です。エールを送られているような、あたたかな雰囲気になりました。これからどういうことにこだわっていったらよいのかなど、これからの取り組みについても話題になりました。

  

第4回部会

日 時:7月29日(木)午後1時から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:夏の部会は、研修講座のあとに設定し、研修講座の講師として参加した研究員OBにも参加していただきました。

まず現研究員から、講座に参加した感想、また質問などが出され、OBからは、自身の経験をもとに答えると共に、この部会の特徴、また大切にしたいことなど、丁寧にお話しされました。スタートの時間がいつもより早いこともあり、「自身の実践に基づいた研究」の強さ、自分が経験の中で気づいたこと、見つけたことの大切さについて 落ち着いた雰囲気の中で、改めて確認することができました。

 

第3回部会

日 時:6月23日(水)午後3時から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容: カード構造化法による授業リフレクションと深澤研究員の授業セミナーについての話し合いを行いました。カード構造化法による授業リフレクションは、いままでは、授業のあと、その日に続けて行っていましたが、各自、事前に実施した授業(22日と23日)を行い、部会でリフレクションに取り組みました。印象カード、関連カードのツリー図を目黒氏の説明を聞きながら作成し、互いにプロンプター役をつとめて考察を行いました。自身の授業について貴重な機会となり、今回のリフレクションでいろいろな気づきが生まれました。総括は、次回の部会で行います。

*詳しくは 紀要 2007年3月発行 教育実践臨床研究「仲間と共に授業から学ぶ」p.21~p.49をご覧ください。

 

   

第2回部会

日 時:5月17日(月)午後3時30分から

場 所:教育文化センター 教育メディア資料室

内 容:講師の目黒先生から、「部会の名称に込められた意味」「研究員が共同してとりくむ意味とはなにか」などレクチャーを受けました。新研究員からも「ねがいとは何か」など具体的な質問が寄せられました。また今年度授業セミナーを実施する深澤研究員は、所信表明を行いました。「数学のおもしろさとは?」「わかったとは?」など質問が寄せられました。3名の新研究員は、カード構造化法による授業リフレクションにこれから取り組みます。

  

第1回部会

日 時:4月15日(木)午後4時20分から

場 所:教育文化センター 談話室

内 容:今年度の教育実践臨床研究部会は新しく3名の研究員を迎え、小学校2名、中学校2名の4名の研究員でスタートしました。

 今年は部会の前身である教育メディア研究部会の発足から数えて、33年目となります。研究のさらなる深化と発展を目指して、今年度も「見えることからの授業の再構築」を研究テーマに、次のことを重視して研究に取り組んでいきたいと考えています。

①教育実践臨床研究の持続と発展のための、研究員による授業実践研究の地道な積み重ね

②教員の世代交代を視野に入れた「学ぶこと・教えること」の本質のたゆまぬ研究

③教育実践臨床研究のさらなる普及拡大