令和6年度 第6回教育実践臨床研究部会
第6回 部会
日 時:2024年9月20日(金)
場 所:藤沢市立六会小学校
内 容:参加観察による「子どもの学びを語る」
「マンホールのふたから 日本遺産『北前船』を学ぼう」(小学校6年社会科 江戸時代の交通と物流)
・「子どもたちをみる」といっても、1時間中、様子を「みること」はなかなか出来ません。そこで、今回は、ひとりの子どもの世界を丁寧に観察し、子どもの世界を感じようと次のように取り組みました。
・教育実践臨床研究部会のOB田中 朗氏に授業をしていただき、研究員みんなで、子どもの様子を観察し、「何を、どう学んでいるのか」を一人ひとりの物語にしました。
・北前船に関係する「マンホールのふた」。書かれているデザインは「何か」を考えたり、そのふたが設置されている場所を地図帳で確認したり、デザインされた北前船と教室の大きさを比べたりする中で、子どもたちの疑問がわいてきます。そして、次第に江戸時代の海運ルート、江戸時代の物流に子どもたちの関心は集まっていきます。その様子を子どもの世界に入りこんで、観察しようとしました。
・書いたメモを整理し、「そこにある事実」から「意味」を考えます。そして、カードの整理の後、授業の展開に沿って、授業者が何を見、感じていたことをお話し頂きながら、参加者が見て、感じた世界について、話し合います。
・クラス担任の部会OBの須山先生にもご参加いただき、担任から見えた子どもたちの様子をお話いただきました。それぞれが見た世界との「ズレ」が、大変興味深い話し合いでした。
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