お雑煮(ぞうに)のルーツ 韓国風雑煮

 お雑煮はお正月によく食べますが、この風習は室町時代の後期に成立しました。お隣の国、韓国ではお餅を”トック”と言い、うるち米の粉を練って棒状にしたから蒸してで作ります。薄くスライスしていろいろな料理に使います。スライスしたトックを肉汁で食べる料理はめでたい席に出されます。韓国風雑煮はトッククと言い、やはりお正月によく食べます。韓国の年配者が若者に年を聞くとき「トックを何回食べましたか」という言い回しがあります。トックを使った料理には、コチュジャンで甘辛く炒めたトッポッキや、鶏肉と野菜を加えて炒めたトッカルビなどがあります。