【講座番号12】【保健体育】スマホ依存症!?~スマホ脳への危害~
日 時:2024年7月30日(火)午前9時30分から正午
場 所:藤沢市教育文化センター 大会議室
講 師:はらだメンタルクリニック 院長 原田 久 氏
研修内容
○講演
・世の中で起きていること スマホの普及と児童・生徒の状況
・医学的視点からのスマホの危険性
・スマホ依存からの抜け出し方とよりよく生きる方法
○グループワーク
研修の成果
・スマホ依存の危険性とネット社会の中で生活していくために、どのようなことを心がけていくことが大切であるかを学んだ。子どもたちがスマホ依存とならないように適切に指導していくことの必要性を知るとともに、受講者自身もスマホとの付き合い方を振り返るきっかけになった。また、受講者同士の話し合いの中では、学習時のタブレット使用についても話題になった。本研修を受けて、タブレットを使うにあたっては、「何のために」という目的を教師自身が明確に持つとともに、どの場面で使うことが子どもたちの学びにとって効果的であるか考えることが大切であることを学んだ。タブレットをどのように使っていくかという意識のさらなる向上にもつながる研修であった。
受講者の感想から
- 自分、家族、教え子たち、全ての大切な人たちの豊かな人生を守るために、今日受講を決めました。デジタルは便利が故に大人でも大半の人が依存状態にあると思います。私はこの夏スマホ置き場を作って安易にスマホに手を伸ばさないようにする、図書館で自分用の本を借りるなど、スマホ依存から脱却する方法を試すつもりです。また、デバイスの正しい使い方、便利な使い方を学び、ツールとして自分の能力を拡張できるようにしていきたいと思います。そういった考え方、姿勢を含めて、デジタルに詳しい、デジタルに関して説得力のある人間を目指したいと思いました。
- 養護教諭として働いていますが、スマホの長時間利用が原因と思われる不調を訴える生徒が何人も来室します。寝る前は利用を控えよう・時間を決めようといった話はしていましたが、今までの自分の指導は、目の前の課題(眠れない、体がだるいなど)に対して短期的な視野でしか物事を見られていなかったなと感じました。今回のお話の中でいちばん印象に残ったのは、スマホの前頭前野への影響です。我慢強さや人を思いやる心など、人としていちばん育てたいところに影響があることを知り、これからはもっと長期的な視野を持って指導していきたいと思いました。
- 適度な距離感と、必要な機能の選択が重要で、スマホは携帯できるPCだということを、世の中で再認識しないといけないなと感じました。小学生でも、わかる言葉で「子どもたちに」危険性や使い方を伝えていくのが、教えるプロ「教員」の役目と感じました。ありがとうございました。
- とても大切な内容だったと思います。 教員のみならず、子育て世帯には重要な内容なので、出産前や三歳児検診家庭にも聞けるような仕組みがあればと感じました。自分は中学生にも伝えて行きたいと思います。
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