【講座番号25】授業をつくるために今、大切なこと~子どもたちの事実から考える~

日時:7月29日(月)午前9時30分から正午

場所:藤沢市教育文化センター 中会議室

講師:慶應義塾大学 教授 鹿毛 雅治 氏

   藤沢市立俣野小学校教諭 三木 卓也 氏

       

研修内容

 本講座では、前半、教育文化センター教育実践臨床部会研究員OBの三木先生の小学校4年生算数授業実践(昨年度授業研究セミナーで実践した単元)を報告していただき、そこで起きている「子どもの事実」を手がかりに、授業づくりで大切にしたいことは何かを考えました。後半、鹿毛先生から、「これから授業で何が求められるのか」、「授業をつくるために、今大切なこと」などについて考えをお話いただきました。また先生が最近感じておられることや考えられていることをお話いただきました。

受講者の感想から

授業をしていく時に、教員の「教えやすさ」ではなく、児童の「学びやすさ」を中心に組み立てていく大切さを感じた。そのために、一つの教科だけではなく、教育活動全体を通した『学習環境デザイン(児童が学びの意義を理解すること、児童の見取り、児童間の対話や協働の場の設定、活動の自己選択・自己決定の機会の保障、個への支援、振り返りの充実など)』を意識して実践していくこと、そして、「学び方」を学んだ児童が主体的な学習者となり、学校教育ふじさわビジョンにある「自立したこども」に育っていくことを目指していきたい。

・子どもの課題に向き合う姿をこれからもたくさん引き出せるよう、待つ、信じる、見守る…ことができる心をもって授業にのぞみたいです。

・三木先生の感性にとても心打たれました。児童の様子から「なぜ」から逃げずに考えることの大切さを学びました。 また、鹿毛先生の解説もわかりやすく、私たちが授業を進めるうえでの考え方を解説していただけたように感じました。頭の中を整理していただいた感じです。