【講座番号10】深いコミュニケーションとは? ~対話型アート鑑賞から学ぶコミュニケーションの基本~
日 時:2024年8月22日(木)午後1時15分から午後4時45分
場 所:教育文化センター 中会議室
講 師:ライフコーチ・国宝伝道師対話型アート鑑賞ファシリテーター 宗像 智子 氏
研修内容
始めに、自分の気分を表しているカードを選ぶワークを行い、グループごとに自己紹介をしました。「コミュニケーションの極意、ルール、深いコミュニケーションとは?」という講義の後、グループワークを行いました。メインのワークは、絵画を見て語り合う対話型コミュニケーションのワークでした。1つ目の絵、画家アングルが描いた『ラファエロとラ・フォルナリーナ』を見るときは、鑑賞者と観察者(ファシリテーターと鑑賞者を観察する)の2グループに分かれて、それぞれの気づきを話し合いました。2つ目の絵『風神雷神図屏風』は全員で鑑賞し、気づいたことを発表し合いました。最後に、研修で得たことをもとに今後どんなことに取り組んでいきたいかを発表し合いました。
受講者の感想から
- 絵画鑑賞のおもしろさは、画家についての知識や画法などの専門的なことだけではなく、「絵画から感じたことを他の人と伝え合い、感じたことを広げることだということ」「教えず、導く」「論理的に考えさせる」「一人一人を大切にする」などたくさんのことを教わりました。
- アートを通して、「コミュニケーションを行うことで全員が参加できる」「ファシリテーターや鑑賞者などの役割を交換して行うことで、コミュニケーションの基本を学び深めていける」「相手をよく観察し、言葉を反芻する」など、カウンセリング的な基本も学ぶことができました。
- 対話型アート鑑賞を通して自分の見方がファシリテーターの発言をきっかけに変わっていくことが体験できました。授業で子どもたちの考えを深化させるような発問ができるようにこれからも研鑽を積んでいきます。
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