講座番号16】<授業力向上・理科> 楽しく安全に加熱実験の基礎基本

日 時:2024年8月8日(木)午後2時から4時30分

場 所:教育文化センター・理科研修室

講 師:駒寄小学校教諭 高橋 将史 氏 ・ 村岡中学校教諭 山縣 瑞恵 氏  

研修内容  

 受講者の自己紹介から和やかに始まりました。【ホップ】マッチを擦って火をつける体験をしながら、その際の注意点、想定される子どもの反応、事故対応などについて説明を受けました。【ステップ】ガスバーナーにも各受講者が一人ひとり点火し、取り扱い上の留意点を学びました。【ジャンプ】4年生の「もののあたたまり方」の実際の授業展開に即して、実験を行いながら、授業を進める際の留意点、指導のポイントなどについて学びました。示温インク(サーモインク)を塗った銅板を加熱し、金属の熱伝導を考え、示温インク(サーモインク)を入れた水がどう温まるかを観察し、ビーカーの中の煙の対流を観察しました。

 実験の安全な実施に関して注意すべきことや、安全をはかる上での児童への声かけのしかたなどのポイントを再確認することができました。参加者のみなさんが、とても楽しそうでした。

●受講者の感想から

・加熱実験における安全面の指導について、ポイントを確認することができました。

・実験器具の使い方や、児童への声かけの仕方を学んだ。サーモインクを使って、温まった水の動きを動かす時の声かけのポイントや、Y字型だとどんなふうに温まるかなど、楽しい理科の授業のためのポイントがわかり、勉強になりました。 

・色々な実験ができて、とても楽しかったです。安全な実験についての意識も、改めて確認できました。

・本研修を通して、加熱実験の基礎・基本を学ぶことができた。加熱実験は楽しいと感じる子どもが多いと同時に、怪我や事故がおこりやすいため、安全に十分に気をつける必要があると感じた。そのためにも、予備実験などの際には子どもの目線で、あらかじめ危険を予測しておくことが大切だと改めて感じた。また、教科書通りに行うことはもちろん重要だが、目の前の子どもたちの実態に合わせて、使用する道具や方法を工夫することも大切だと思った。本研修で学んだことを生かして、安全かつ子どもたちが「なんで!?」「じゃ、これだったら?」と前のめりになる授業を目指していきたい。