日 時:2024年7月26日(金)午後2時から午後4時30分

場 所:教育文化センター 中会議室

講 師:東京学芸大学 准教授 大村 龍太郎 氏

  

 研修内容  

 子どもが探究的に学ぶ「総合的な学習の時間」の授業づくりをテーマに、そもそも「探究」がなぜここまで注目されるようになったのか、社会的な背景について、お話くださいました。その上で、学習指導要領における「探究的な見方・考え方」や「探究の過程」について、たくさんの具体的な事例を紹介くださいました。また、各学校の総合的な学習の時間を探究的な取組とするための留意点等について助言くださいました。

受講者の感想から

・大村先生のお話が現場の困り感に寄り添った内容で、とても参考になりました。総合的な学習の時間の醍醐味は探究であり、課題を設定する難しさや苦労も総合ならではの体験であることが分かりました。2学期からの総合は、試行錯誤しながらそれを楽しんで、子どもたちと授業をつくっていきたいと思いました。

・総合の理想と現実の狭間でどこまでできるのか悩んでいましたが、その落としどころを見つけることができました。事例をもとにした話で、とても分かりやすく、遠かった総合が近くなった気がします。

・本当にいろいろな学びがありました。総合だけでなく、教科でも何を大事にするかを改めて考える機会を得ました。今回特に目標の重要性について思うところがありました。年間のカリキュラムの組み方など年間計画がやはり大事だなと思ったところです。

・目の前の生徒の関わりで困ったときに、「どんな生徒の姿を目指しているのか」に立ち返るという視点は、目から鱗でした。総合だけでなく、さまざまな場面で大切にしようと思いました。やってみたい3年間を見通したビジョンをより明確に計画できそうな感覚を持てました。