【講座番号13】算数のよさや美しさ、考える楽しさを味わう授業づくり ー「はてな?」「なるほど!」「だったら、~」で深い学びを創るー
日 時:2025年7月28日(月)午前10時から正午
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:明星大学客員教授 細水 保宏 氏
日 時:2025年7月28日(月)午前10時から正午
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:明星大学客員教授 細水 保宏 氏
(講座内容)
「子どもの心が動く授業づくりでは、まず『なるほど!』を考えます。次に『なるほど!』を引き出す「はてな?」を考えていきます。『はてな?』は子どもの問いであり、めあてとなるものなので大切に扱い、これらを連続ドラマのように重ねて次のステージに進めると、問題→自己解決→共同思考→まとめの流れになっていきます。」と、『はてな?』から『なるほど!』をことばでつなぐ授業づくりを教えていただきました。また、笑顔、身体表現、話し方、学びの空間づくりなど、教師の授業に臨む姿勢は、算数だけではなく他教科や学級づくりにも通じることを学びました。
受講者の感想から
- 算数のおもしろさだけではなく、子どもたちの心を動かすためには、価値づけがとても大切なのだと学びました。また、算数の深い知識や、おもしろい素材を探して、それをどのように授業の中で生かすかということも大事な事なのだと学びました。教材の研究を深めるのはもちろん、数のおもしろさや、図形の不思議さ、そこから見つけられるきまりや不思議に、教科書を見ているだけでは、思いもよらない考え方だと思うので、視野を広く持ち、勉強していかないといけないなと思いました。
- 本研修の実技を通して、自分自身が問題に対して問題を見出し、問題を解決したり追求したりする体験をすることができました。まさに「算数の楽しさ」の入り口?を実感した気がしました。また、授業を通して子ども達にどのような力を身につけさせたいかを教師がイメージし、授業の中でしっかりと見とり、過程を価値づけしていくことの大切さを学びました。今回は算数科の研修でしたが、授業の中で教師がどのような役割を担うのかという点では、どの教科にも通じる大切な考え方を学ぶことができました。
- 今回の研修に参加して、自分の授業を改めて振り返る機会となりました。子どもたちが、先が見えて楽しいなと思える授業・最初の発問をどんな子も分かるようにすること・指示だけでなく、しっかりと価値づけをしてあげること、どれも当たり前と思いがちですが、今一度、意識しながら2学期の授業につなげていきたいと思います。
- 算数の面白さを改めて感じました。昨年も先生の研修を受けて、実際に2学期から活用できた内容もありました。今年も初めに出てきた計算練習の方法は、クラスで試して見たいと思いました。この日の私のように「なぜ?」「どうしてそうなるの?」と思ってくれる児童がいたらいいなと思います。
登録日: / 更新日: