講座番号12「『主体的・対話的で深い学び』のある社会科の授業イメージ」
日 時:2025年8月6日(水)午後2時~午後4時30分
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 小倉 勝登 氏
研修内容
社会科の授業づくりについて、受講者は「子どもたちが見通しをもち、主体的に課題を解決していく授業とはどんなものか」をみんなで一緒に考える時間を持ちました。講師の先生からは、学習指導要領の読み取り方や、ねらい・単元構成の考え方、授業の流れなどについて、具体的かつ的確なアドバイスをいただき、授業づくりのポイントが少しずつ整理されていきました。
実際に簡単な学習指導案を作成するワークにも取り組み、単元を通した授業デザインのイメージがより身近に感じられるようになりました。理論だけでなく、実践的な視点から学ぶことができたことで、今後の授業づくりに具体的に活かしていける内容でした。
受講者の感想から
・今まで、講義型の授業になってしまうことが多く、どうしたらいいのか悩んでいました。問題解決型にするために、どう考えていけばいいのか思考の道筋が見えました。学習指導要領を読み込もうと思ってもなかなか難しく、進まなかったので、今日教わったように読めばいいのかと、とても勉強になりました。(小学校)
・指導要領に基づく授業づくりについての理解が深まりました。基本的な構成が分かることにより、軸がぶれず、独自に調査したものでも要点を確認できたら単元化できるため、2学期からの教材研究に生かしていきたいです。(小学校)
・今年度、社会の授業を行っていて、いまいち子どもに響いている授業になっていないなと感じることが多かったですが、今日の研修を受けて、学習指導要領からポイントを押さえることで、子どもに身につけさせたい力などが明確になったなと感じました。とても有意義な時間になりました。(小学校)
・小学校学習指導要領が、すごく体系的に書かれていて、その読み取り方を理解できました。単元ごとに読み取るだけで、単元のゴールや問いの立て方の道筋を立てやすくなると感じました。(中学校)
・社会的事象は身近なことだからこそ、子どもに問いをもたせ、目的と手段が同じになったり混ざったりしないように気をつけなければならないと感じた。指導要領解説をなかなか目にする時間がなかったが、今回、見方を知れたので活用できればと思った。指導要領を受けて成り立ってる教科書が我々にとっては身近なので、やはり教科書の見方とかがわかると今後より活用しやすいのかなと思った。(小学校)