日  時:2025年 7月24日(木)午後1時30分~午後4時

場  所:教育文化センター 大会議室

講  師:法政大学文学部心理学科 教授 渡辺 弥生 氏

研修内容 

・参加した先生同士が対話しながら、「感情」に気づくような研修プログラムで、会場のあちこちから笑い声が聞こえ和やかな雰囲気の中、研修が進みました。研修を通して親和的な教室空間をつくること、安心なコミュニケーションができる環境をつくることの大切さについて学ぶことができました。

・特に「気持ち」を表現する語句を書き出すワークを通して、自分自身の感情語が思いのほか少ないと実感された参加者が多く、研修後のアンケートで、子どもの感情語を増やすためには、教員自身の感情語も増やしていく必要があると感想を述べている参加者が多く見られました。

 

    

        

   

受講者の感想から

・子どもに感情コントロールをできるように…と考える以前に、自分自身がどれだけ感情に対して敏感であったか考えさせられました。まずは、気持ち言葉を豊かにできるよう日々の生活を気持ちに目を向けて過ごしてみたいと思います。(小学校)

・自分の気持ちを表す言葉の語彙の少なさに驚きました。気持ちを表現する言葉を教師の私たちがどれだけ知っているのか、その言葉を日々の生活の中でいかに使って行くのかの大切さを学びました。見えている気持ちだけでなく、見えていない気持ちを想像すること、気持ちはいつも1つではないこと等、多くのことを学びました。ありがとうございました。小学生用、高校生用に作られたという気持ちを理解する授業の動画をいただけるならぜひ活用したいと思います。よろしくお願いします。(中学校)

・人は様々な感情を持っています。その感情を相手に伝えるためには、相手に伝えるスキルを身につけていかなくてはなりません。私自身の感情表現する力はどうなのか…講演を聞きながら、そして周りの方々とのグループワークを通して、考えることができた時間でした。感情の言葉が出てこなかった自分に驚きました。学びの中でひとりひとりの感情に気づける教員、大人でありたいと思います。これからの時代を生きていく子どもたちが感情を表現する力を身につけ、自分を理解し、学校、社会の中で良い関係性を築いていけるように今日の学びを活かして、教員として取り組んでいきたいと思います。(特別支援学校)