日 時:2025年7月25日(金)午後1時30分から午後4時

場 所:教育文化センター 大会議室

講 師:学校法人相模女子大学常務理事 相模女子大学小学部校長 日本児童英語教育学会顧問 小泉 清裕 氏

 

 

 

 受講者と英語を使った様々な活動を行いながら、「日本語を覚えるために小説は読まない」「英語そのものがターゲットになりすぎず、内容として興味深い、受信・発信に意味のある活動が非常に大切にある」ことを体験的に学びました。さらに、「言語習得の基本」「教育に必要なもの」「英語教育のスタートで大切な先生の役割」「学習者が理解できる英語を先生が話すために」「文字学習について」「教科書と評価について」等、多岐にわたる英語教育、授業づくりの基本を、豊かな具体例と共に学びました。英語の授業を「言語習得」の時間にするために、具体的、体験的に学び、多くのヒントを得られる研修となりました。

受講者の感想から
  • 外国語活動はなんとなく楽しい時間にしないとと思い、歌を一緒に歌ったり、ゲーム活動をいれたりしていた。そういうことではなく、コンテンツに「なんだろう」「こうなんじゃないか」と自分の考えを言いたくなるような仕掛けを作らなくてはいけないと学ぶことができました。子どもたちの中にある、好奇心や学ぶ力などを引き出していけるような授業づくりをしていきたいと思います。まずは、身の回りの、聞いたことがある言葉を増やしていきたいと思います。(小学校)
  • 外国語活動はもともと好きで、小泉先生の講座も何度も受けています。講座の中で「教科書はレトルトだ」の言葉がありました。つい忙しさで日々の授業は教科書で流してしまうことがあり、今思うと本当にもったいないことをしたと子どもたちにも申し訳なく思ってしまいます。英語と他の教科を組み合わせ、知的好奇心をくすぐるからこそ、学習としての面白さや英語を使う必然性が生まれるのだと考えました。私もつい子どもにSpeakingを求めてしまっていたので、二学期からの授業を立て直していきたいと考えています。(小学校)
  • タイトルの「先生も学習者も楽しくなければ英語教育ではない」と断言される小泉先生の熱意がビシビシと伝わってきました。教える側の私達に問いかけられたり、提案されたり、豊富な話題満載で興味深い内容でした。楽しく、しかも身につく授業ができるよう自己研鑽に努めたいと思います。(小学校)
  • 「内容が大切!」「どの教科も教えるつもりで!」 知識を教えるのではなく、知りたいと思えるinvolvingな内容で子供たちが楽しく学ぶ方法を考え教えてみたいと思いました。(中学校)