日 時:2025年8月21日(木)午前9時から正午

場 所:教育文化センター 大会議室

講 師:○講演1 子どものサインを見逃さない「6つの  “ミル”  」

     藤沢市立秋葉台中学校 養護教諭 北川 優 氏

    ○講演2 夏休み明けの子どもの心を知る ~スクールカウンセラーの視点から~

     藤沢市学校教育相談センター スクールカウンセラー 永井 史葉 氏

                              森 東子 氏

 

     

    

 ○講演1 子どものサインを見逃さない「6つの “ミル” 」  

 養護教諭の立場から、子どもの何気ないサインにどう気づき、どう対応していくかを、ご自身の経験を元に分かりやすく説明していただきました。養護教諭の一日では、ケガや病気の対応だけでなく、心理的なサポートや教職員との連携が大切であること、心理的なサポートをするために、養護教諭として「6つの “ミル” (見る・観る・視る・診る・看る・相る)」(講師による)を使って多角的な支援を行ったということが話されました。

 ○講演2 夏休み明けの子どもの心を知る ~スクールカウンセラーの視点から~

 クラスの中にいる「困りごとを抱えている子ども」を理解するためには、多面的な視点で見ることが必要で、それを氷山モデルで考えるという説明をしていただきました。また、ケース会議を通して多角的な視点で見る必要性があることも話していただきました。そして、9月に向けて、登校してきた子どもたちに起きうる反応(行動)とその要因についての説明があり、最後には教職員のストレスにつぶされないためのセルフケアについてのお話しもいただきました。

 参加者からの感想
  • 2週間後に子どもを学校で出迎えるにあたって、気をつけたいことを改めて明確化することができた。氷山モデルを意識して、子どもたちの様子を見ていこうと思う。また、「聞く」ことの重要性を強く感じた。
  • 「みる」という行為をカテゴライズして、分かりやすく示していただき、大変分かりやすかった。その中で、「いつも」をしっかりと把握しておく必要があると感じた。
  • 「生徒に対する最初の気づきや違和感が、その生徒を支えていくための第一歩」と改めて再認識した。直観のようなもので動いて良いのか、時に悩む時もあるが、今日の研修を聞き、自身の経験からくる直感も生徒のためになることを信じて、今後も生徒対応をしていきたいと思った。その中で、自分だけで動くのではなく、担任や保護者、外部機関など多面的、多角的視点で生徒を支えていきたい。
  • 氷山モデルで、見えていないところを考えることが大事で、そこをキャッチするためにかながわ子どもサポードックの取り組みをもっと知りたくなった。私の学校は9月にすぐ前期期末テストがあるので、生徒の起きうる反応(行動)の背景をあらかじめ予測して支援する視点を得ることができて良かった。