講座番号5「アサーティブコミュニケーション講座 ~自分も相手も尊重する対話~」
日 時:2025年7月31日(木)午後1時30分~午後3時30分
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:NPO法人アサーティブジャパン 事務局長 牛島 のり子 氏
研修内容
日々、職場や地域などの人間関係の中で、どなたでもコミュニケーションの難しさを感じることがあります。多忙の中、さまざまな課題に直面しながらも、子どもたちと余裕を持って向き合うためには、まずは子どもたちに関わる大人同士が「誠実に、率直に話し合える関係」を築いておくことが大切です。そのためには、自分も相手も尊重する対話(アサーティブ)が必要です。
自身のコミュニケーションを振り返るとともに、ワークやロールプレイを通じて、「アサーティブ・コミュニケーション」の心構えとスキルを学ばせていただきました。
受講者の感想から
・今回の研修を通して、言いづらいことをどう伝えたらいいか、ストレスをためない関わり方について学ぶことができました。言いづらいことを伝えなければいけない時に、言いづらい宣言(クッション言葉)を入れるだけで、伝わり方がだいぶ変わると感じました。
また、自分は本当はどうしたい?と自分にきく癖をつけることの大切さを再確認し、改めて自分の気持ちに正直に、相手のことも大切に想いながら、人と関わっていきたいと思いました。(小学校)
・アサーティブコミュニケーション研修を通して、「相手の立場を尊重しながら、自分の考えや気持ちを率直に伝えること」の大切さを改めて実感しました。今後は、対話の中で「事実・気持ち・要望」の3点を整理しながら伝えることを意識し、生徒一人ひとりと誠実に向き合う姿勢を大切にしていきたいと思います。また、職員間においても互いに率直に伝え合える関係づくりの一助となるよう、自分のコミュニケーションを見直し、実践を重ねていきたいです。(中学校)
・言葉で自分の気持ちを伝えることは、自分の立場,相手の立場によって,とても難しいことです。今回、講座に参加させていただき、アサーティブとは何かを学び,実践をさせていただくことでより深く学ぶことができました。価値観や立場の違う相手をどう尊重し、自分の気持ちをより誠実に率直に対等に伝えられるかで,信頼関係もかわっていきます。自分の性格上、あまりはっきりとは言わない、言えない,オロオロ型に近いことが多いです。複数担任でチームでクラスを回しているため、それでは問題が起きても解決しません。伝えづらいことも伝えなくてはいけない時も出てきます。肯定的に話を始め、肯定的に話を終了する。頭でしっかりと考えて,言葉にできるように心がけて行きたいと思います。(特別支援学校)