日  時:2025年 8月21日(木)午後2~午後4時30分

場  所:教育文化センター 大会議室

講  師:NPO法人森の仔じゆうがっこう事務局長・全教室長 人見 甲子郎氏

     湘南三浦教育事務所 指導主事 宮木 聡氏

研修内容 

 研修の前半では、人見先生が参加者からフリースクールについて聞いてみたいことを募り、その質問をきっかけにお話を進めてくださいました。子どもが主人公、話は「聞いてあげる」のではなく、「聞かせてもらう」という姿勢が大事ということなど子どもたちや保護者と普段からどのように関わっていらっしゃるか、関わる上で大切にされていることを教えていただきました。後半は宮木指導主事から夜間中学校で教鞭をとられていたご経験を元に、外国につながりのある生徒や不登校を経験した生徒にとってわかる授業にするために、どんな工夫が必要か、模擬授業を交えて教えていただきました。

 

 

           

受講者の感想から

・フリースクールや夜間学校の内容を聞けて、二学期からも丁寧に子どもたちと関わっていこうと感じた。エネルギーが低いときは安心が大事であり、距離を縮める事が必要だと、改めて感じた。だからこそ、授業を丁寧に行うことで、内容の理解度も深まるのではと思った。(小学校)

・フリースクールについて知り、学校の立ち場からどのように関わればよいのか考えるきっかけとなった。また、夜間中学の「最後の砦」という心意気に感銘を受けた。私も砦のひとつになれるよう努めていきたい。(小学校)

・ずっと気になっていたフリースクールについて、知らなかったことをたくさん知れてとても有意義だった。質問に答える形式もとても良かった。学校に行っていない子も親も、常に学校のことを気にしているというお話には、ハッとさせられた。そのことを胸に刻んで関わっていきたい。また、原因を一緒に考えていくことの大切さ、家族療法の大切さを強く感じた。(小学校)

・話を聞かせてもらうという姿勢でいるという言葉にはっとしました。子どももいろいろなことを考えているし、対等でいなければいけないということが最近できていなかったと痛感します。9月からまた聞かせてもらう姿勢で頑張りたいと思います。(中学校)

・子どもが主人公 (特別支援学校)

・フリースクールでも、夜間中学でも、1人の子どもも取りこぼさないという支援者や教員の覚悟をもった取り組みが伝わってきました。具体的な支援方法も学べて、意義深い研修でした。(学校教育相談センター)