秋の味覚5 蒸しサツマイモ
秋の味覚5 蒸しサツマイモ
サツマイモは、薩摩(さつま=今の鹿児島県)でたくさん作られていたので名前がつけられました。紀元前2000年より前から中央アメリカや南アメリカで栽培されていました。コロンブスの新大陸発見からヨーロッパに渡り、日本には1597年に宮古島に持ち込まれ、その後九州南部で栽培が盛んになりました。1735年に青木昆陽が江戸に導入し、西日本や関東地方に広まりました。暑さや乾燥に強く、水はけがよければやせた土地でも栽培できるため、江戸時代の飢饉ではたくさんの人々を救ってくれました。辻堂でも、住宅化が進む1970年ころまではサツマイモ栽培が盛んでした。サツマイモは主成分のデンプンが加熱によりとうに変わるため甘みが増します。ビタミンC,B1、B6、カロテン、食物繊維を豊富に含み栄養のある食物です。今回はベニアズマという品種を使いました。2年生がサツマイモを栽培していて、もうすぐ収穫します。
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