のりの佃煮
ミネラル豊富で保存食の! の り の 佃 煮
”佃(つくだ)”は、江戸時代に佃島と言われた隅田川河口の島を指し、徳川家康が33名の漁民を住まわせたことが始まりだそうです。江戸幕府に献上した後に残った魚をしょう油や塩で煮て保存食としていたものが江戸から全国へと広まりました。今では、たくさんの材料や種類があります。浅草のりは、江戸浅草寺門前でとれたものを和紙で板状に加工したものを指しますが、そこに使われていた種をアサクサノリと言います。埋め立てや水質汚染なので激減し、1997年レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されました。海苔にはたんぱく質、食物繊維、ビタミン、カルシウム、EPA、タウリン、カロテン、アミノ酸などが豊富に含まれていて栄養が豊富です。
江の島の南の磯は、1980年代と比べるとずいぶんきれいになりました。冬になると岩の上にアオサやアサクサノリが育ちます。ヌルヌルしていて歩くと滑りますが、乾燥すると黒くかさかさになります。江の島で海苔をとり人はほとんどいなくなりました。
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