家庭で簡単に作れる! 大学いも  

 大学いもは、揚げたサツマイモに糖蜜を絡めた物で、栄養価が高く食べ応えがあるためおやつとして人気があります。名前は、大正時代に神田の学生が好んで食べたとか、東京大学の学生が学費を稼ぐために作って売ったとか、東京大学赤門にあった三河屋というお店がサツマイモに蜜を絡めて売ったとか、いろいろな説があります。明治時代後期に出された書籍の中に、中華料理の「蜜濺紅芋」(ミーチエンホンユイ)があり、同じような作り方から元祖と考えられています。サツマイモはデンプンの他、食物繊維やビタミンCをたくさん含んでいます。特にビタミンCは加熱しても分解しにくいという特徴があります。藤沢でも、戦前戦後は辻堂周辺でたくさんつくられていました。そのサツマイモから辻堂の三楽オーシャンは、焼酎を造っていました。