ピリッとした! 野菜のからしじょう油あえ

 ”からしじょう油あえ”はゆでた野菜や豚肉、とり肉など様々な食材にあう便利な調味料です。”からし(芥子)”はセイヨウカラシナの種子を粉末にしたものに水やぬるま湯を加えて練ったものです。独特の辛味(アリルイソチオシアネート)を含み、重要な香辛料としてたくさんの料理に使われています。カラシナは中央アジア原産のアブラナ科の植物で、インドや中国を経て入ってきて、奈良時代には日本でも使われていました。酢、みそなどに加えてあえものにしたのは室町時代からで、江戸時代にはカツオの刺身はからしで食べていたようです。特に、食欲がないときなどキリッとした味が胃袋を刺激してくれます。給食では、ニンジン、キャベツ、コマツナを使い、あまり辛くしません。