【講座番号23】英語学習の充実を目指してー小中の接続とそれぞれの段階に応じた指導の在り方ー

 日 時:7月27日(木)午後13時30分から

 場 所:教育文化センター 中会議室

 講 師:文教大学 教授 金森 強氏

 研修内容:○英語の学習における、教師のあとについてリピートさせることについて

     ○OECD Learning Compass 2030 Student Agency 個別最適な学び

     ○「思考・判断・表現」能力の育成

     ○豊かなコミュニケーションとは

     ○小学校英語教育の役割、中学校英語教育の役割

      ○一人一台端末時代の英語教育

        

       

                     

研修成果

・多くの授業で行われる「リピートさせる」方法は、児童生徒側に立った検証から見ると「考えないでリピートする脳」になっていることの話を通して、受講者は学び方にはいろいろあり、教える方は児童生徒の立場に立って考えなければならないことを再確認した。

・OECD Learning Compass 2030の表の解説から、Student Agency 個別最適な学びの時代に児童生徒自身が自分で動いて学ぶための教師の役割について幅広くお話があり、受講者はこれからの時代の次の学習指導要領を見据えた視点で考える重要性を感じることができた。

・小学校における英語教育では、英語を聞かせることや、コミュニケーションとしての「想う」という、心や脳が動く活動の大切さ、そしてそれを受けた中学校における英語教育のあるべき姿についてのお話を通して、受講者は小中連携の大切さを感じることができた。 

 

受講者の感想(抜粋)

・全てが学びでした。様々な取組を英語科教員として行ってきましたが、先生のお話を伺ってますますGood Communicatorを育てていく授業をしていきたいと思いました。

 

・豊かなコミュニケーションとは相手を大切にし、しっかり考えて相手を受け止めること。聞く、聴く、きくが大切。心が動けば発信したくなる。安心できる教室であるためにも、思い出す活動からはじめる。英語の授業は心を育む時間でありたいと強く思いました。3時間あっという間の、中身の濃い研修でした。小学校英語の現場で今でも定番のアクティビティやスピーチの時のアイコンタクトやスマイル。見直そうと思いました。