【講座番号33】「上手にボールを投げられた!蹴られた!」と子どもが実感できる体育科の授業づくり~ボール運動領域につなげる初期指導、ボールを使ったコーディネーション~

 日 時:8月7日(月)午後1時30分から午後4時30分

 場 所:秩父宮記念体育館 メインアリーナ

 講 師:藤沢市みらい創造財団スポーツ事業課  西ヶ谷 達則 氏  近藤 敬介 氏  栁澤 洋介 氏

 研修内容:  

○ウォームアップの目的と内容
脳と体を運動モードへ切り替えるための準備運動。運動モードになっていないとケガにもつながる。取り入れたい内容としては、筋温を高め血流を促進させるもの(有酸素運動・ジャンプ等)と、メイン運動の補助動作(似ている動き)を入れると効果的である。
○ウォームアップの実践
『コアキッズ体操』より、みらい創造財団の体操教室で実践している準備体操を受講者の先生と一緒に行った。
○動作の基本の確認(蹴る動作→捕る動作→投げる動作→シュートゲーム)
ボール運動は、子どもの能力差が出やすい運動である。初期指導として、「やりたくない」「痛い」「怖い」とならないようにするための工夫が必要。そのためには「偶然性」のあるゲーム化をしたり、ボールに慣れるためにボール以外のもの(ビブス・タオルなど)でキャッチをしたりするなど、苦手な子どもへの配慮も必要である。
○整理体操
普段の授業の中で扱うことは難しいかもしれないが、運動後に体をほぐすことは重要なことである。     

受講者の感想(抜粋)

・ウォーミングアップで、メイン運動に似ている動きを入れるとより効果的ということが印象的でした。2学期から実践してみようと思います。
・ゴールデンエイジでの引き出しを多くつくる、運動経験をたくさんさせる。授業でもそのことを意識して、本日学んだ様々な動きを取り入れたいと思います。
・ウォーミングアップを大切にされていることと、ペアなどでコミュニケーションを取りながらの運動が多かったことから学びました。
・個別指導ありがとうございます。ほかのご指導も、とても参考になりました。支援級の指導に活かしたいです。