夏の研修講座【講座番号25】「未来を担う子どもたちに伝えたいこと~「がん教育」を考える~」

  日  時:2023年8月1日(火)午後1時30分~午後4時30分

  場  所:教育文化センター 中会議室

  講  師:神奈川県立がんセンター 免疫療法科 臨床研究所 

     がん免疫療法研究開発学部 医長 氷室 秀知 氏

                         

研修内容

○「がん教育」は「がん対策基本法」「がん対策推進基本計画」に基づいて実施するもの。さらにバイブルともいえる冊子「神奈川県がん教育ガイドライン」がある。

○「がん教育」は、健康教育のツールの一つ。様々な学びをつなぐものとしても使える。教育の幅を広げていくベースであり、ツールである。

○「がん教育」の具体的な内容と進め方について。取り扱う内容は、文科省から示されている「学校におけるがん教育の在り方について報告」に則って考えていく。

外部講師の派遣依頼の方法は 県のガイドラインに掲載されているが、授業のプロである先生方が主体となって取り組んでいくことが大切。

成果と課題

がんを一つのきっかけとして扱い、健康教育を充実させてほしいという先生の思いを具体的な内容と進め方を通して伝えていただいた。

更にその際に必要な配慮事項や資料についても丁寧に教えていただいたので、受講者にとってわかりやすく今後に生かせることがたくさん得られた講座だった。

藤沢市のがん教育の充実につながっていくと思われる。

参加者の感想(抜粋)

・がん教育についてよく理解できた。子どもたちに自分の健康を守るため、その年齢に応じたがん教育をしていこうと思った。

・がん教育に子どもを通して親世代に伝えていく役割があるという部分が印象的だった。

・死亡原因の一位、誰もが患う可能性がある、全身のどこにでもできる、がんという病気について教える必要性を感じた。大変勉強になった。

 ・死とは何か、生とは何かを考えることが大切だと思った。すごくわかりやすい内容であっという間の時間だった。