夏の研修講座【講座番号41】支援を必要とする子どもたちの理解と対応 ーHSC・愛着障害とトラウマインフォームドケアなどについてー
【講座番号41】支援を必要とする子どもたちの理解と対応 ーHSC(Highly Sensitive Child)・愛着障害とトラウマインフォームドケアなどについてー
日 時:2023年8月18日(金)午前9時30分から正午
場 所:教育文化センター 大会議室
講 師:東海大学 心理・社会学科 教授 芳川 玲子 氏
研修内容
- HSC(Highly Sensive Child)について:生まれながら持っている性格傾向のひとつ。心理的安心感のある学級づくりが大切。
- 愛着障害について:愛着関係は親でなければ結べないものではない。学級が安心・安全な基地になることをめざすとよい。担任引き継ぎは子ども本人立ち会いのもと行うことが大事。
- トラウマインフォームドケアなどについて:トラウマは心のけが。心のけがについて正しい知識を持ち、適切に対応すること。関わる相手が心の中にトラウマを抱えている人かもしれないと意識して関わることが大事。
研修成果
HSC(Highly Sensitive Child)・愛着障害・TICそれぞれの概念について詳しく説明していただいた。更に学級の中でどう対応していくとよいのか、大切にしていくべきこと等を具体的に分かりやすく示していただいたので、受講者は関わっている子ども達のことを思い浮かべながら、話を聞くことができたと思う。多様な子ども達がいる中で、すべての子ども達が大切にされ、安心して学べる学級づくりが何よりも大事であること、子どもの存在そのものを認めていく意識を常に忘れずにいることも大事であることが確認され、子どもの存在そのものを認めていく意識を常に忘れずにいることも強調していただいた。先生方の心に残り、2学期からの学級づくり、授業づくりにおいて大いに生かすことができる学びが盛りだくさんの研修となった。
受講者の感想から
- 愛着を養育者以外にも結べることに勇気をもらいました。
- HSCは発達障害と違うこと、気づくこと、信頼関係を築くことなど沢山学べました。
- トラウマインフォームドケアの視点を取り上げてくださったことが印象に残りました。児童理解の深まりにつながると思います。
- 現場の先生方の困り感・陥りがちな内容にも触れていただけたことで、教師の可能性を信じてくださっていることも感じる素晴らしい内容でした。
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