【講座番号27】「おいしく作ろう 伝統的な日常食 ごはんとみそ汁~家族と食べるおいしいみそ汁を作ろう~

 日 時:7月28日(金)午前9時30分から正午

 場 所:鵠沼小学校 家庭科室

 講 師:神奈川県教育委員会 指導主事 水沢 文芳子氏

 研修内容:「食事の役割」「調理の基礎」の内容について、伝統的な日常食である米飯と味噌汁の学習指導を中心に話をうかがう。実際に味噌汁の調理実習を通して、調理の仕方や課題の設定、さらに自分と家族の食生活をよりよくしようとする実践的な態度の育成についての話を伺った。また、小学校2年間を見通した「食」の指導計画、授業づくりの工夫、評価および実習における安全・衛生面での指導についてのお話を伺った。       

   

                        

研修成果

○味噌汁作りなどの実践的、体験的な活動は、生活をよりよくしようと工夫する資質・能力を育成することを目指している。教師は、子どもが生活の営みに係る見方・考え方を働かせることができるようにすることを念頭に置き、授業を構成する。今回の味噌汁づくりでは、ペア調理から個人調理という段階を踏み、家庭生活を大切にする心情を育む計画となっている。

○評価については、学習カードの内容や行動観察から行う。観点別にその手順や確認の方法についての話を伺った。

○実習時の学習カード例や掲示物の提示の方法、試食の工夫などについて、実際に写真等で説明していただく。細かな手立てが実習に生きることが分かった。

○安全面、衛生面については、具体的な話、実践例を話していただいた。そのため、今回初めて調理実習を指導する教員にもよくわかる内容となった。早速試し、安全で楽しい調理実習にしたいという声を聞くことができた。

受講者の感想(抜粋)

・ふきんのこと、食材のことなど違って行っていたことが多くてびっくりしました。2学期に生かします!ありがとうございました

・家庭科の指導計画の考え方が参考になりました。どういった力を身につけさせるかをもとに計画を考えていきたいと思いました。

・2回味噌汁を作ることの意義や評価のことが学べて、有意義な研修でした。二学期の授業が楽しみになりました。何より水沢先生の熱意に引き込まれした。また機会がありましたら、また水沢先生の講義をとりたいです。