​【講座番号16】算数のよさや美しさ、楽しさを味わう授業づくり ー「はてな?」「なるほど!」「だったら、~」で深い学びを創るー

日 時:2023年7月24日(月)午後1時30分から午後4時30分

場 所:教育文化センター 大会議室

講 師:明星大学客員教授 兼 明星小学校長 細水 保宏 氏

    

      

研修内容

 算数の学習を通じて、子どもたちにどのような資質・能力を身につけさせたいかを明確にし、そのために自分の授業力をどのように高めていくかを考えていきました。授業観、教材研究力、指導と評価の力をつけることで、豊かな人間性の育成につながることが分かりました。また、これまでの教える側としての教師像から離れ、子どもの活動、発見する力、伝える力などをなどを伸ばすための仕掛けをコーディネートするといった教師像に変容する秘訣を教えていただきました。具体から入り、抽象化していく過程や知りたい気持ちを喚起する方法、授業のネタなどについては、折り紙を折ったり、線を引いたりする中で、具体的に教えていただきました。

研修成果

 講義の中で、細水先生より授業中の声のかけ方や発問の仕方、話し合いの進め方などを紹介していただきました。受講者も子どもの気持ちになって講義を受けることができたので、教師の一声、演じ方の効果をより感じることができました。算数に限らず、授業は学級経営でもあり、子どもたちの豊かな人間性を育むものであることが分かりました。

受講者の感想から
  • 分かりやすい算数の授業の作り方以前に大切な子どもたちの意欲を高めるために必要なことを教えていただき、大変勉強になりました。ここからまた勉強していき、子どもたちに早く授業をしたいです。
  • 算数の勉強法を学びに行きましたが、細水先生の学級経営の話もプラスαで聴けて、大変学びになりました。主体的、対話的な学習のために算数で行える手立てを学べてよかったです。新学期実践していこうと思います。
  • 「授業を通して人間性を育てていく」その言葉が印象的でした。子どもの様子やつぶやきを丁寧に観察したり拾い上げたりして価値づける、その小さな積み重ねが子どもたちの学ぶ意欲をかき立てるのだと思いました。算数の不思議さ、楽しさを感じると同時に、9月に子どもたちと授業するのが本当に楽しみになる時間でした。