給食の カレーライス

 インドではその家独特の煮込み料理を香辛料の量や種類を変えてつくり、毎日、毎回のように食べていました。元々インドにカレーという料理ありませんでした。南部のことばで ”スープの具” のことを「カリ」 ということから、インドの料理をまとめて「カレー」としてイギリス人が世界に広げました。18世紀、イギリスは植民地であったインドのカレーを自分たちもつくろうとしましたが、たくさんの香辛料を使いこなすことができなくて、おいしいカレーをつくることができませんでした。そこで、香辛料をあらかじめ調合した ”カレー粉” を発明し、誰がつくっても失敗しないようにしました。 カレーは着実に家庭広まり、やがて世界中で食べられるようになりました。日本には明治5年に入ってきました。

 福神漬けとの組み合わせは、大正時代に日本郵船のコックが海外航路船の一等客室に出すカレーに添えたのが始まりとされています。福神漬けの甘さがカレーとよくマッチしたのです。福神漬けは、漬物屋さんが弁天様の近くにあったとか、福神漬けがあると他のおかずが入らないのでお金が貯まり幸福になるというような説があります。きのこカレードライカレーカツカレー夏野菜のカレー