お祝い事のごちそう! 五目おこわ

 おこわ(御強)は、こわ飯とも言いもち米を蒸したちょっと堅めのご飯を言います。鎌倉・室町時代ころまでは、ご飯は蒸して食べるのが普通でしたが、次第に炊くようになりました。今でも赤飯やお餅などは蒸す方法をとっています。昔はもち米は貴重で、お祝い事やお正月、お祭りのときなどに特別に食べられていたごちそうです。おこわには、赤飯や山菜おこわやきのこおこわなど、入れる具材でバリエーションも豊富です。五目は、鶏肉、タケノコ、シイタケ、ニンジン、ゴボウなどを入れます。いずれも、もち米の甘さを引き出すようにしょう油やみりん、酒などであっさりめの味付けをします。もともちとした食感とご飯の甘さ、具材のもつ味を楽しみましょう。中華風おこわ吹き寄せおこわ