秋の味覚! さつまいもご飯

 サツマイモは、栽培が簡単で火山灰が積もったシラス台地などの養分のない土地でも簡単に育つので、飢饉のときの救荒作物として大切にされてきました。辻堂では戦前まで砂地を利用してサツマイモをたくさん栽培していました。原産地はペルーやメキシコなどの熱帯アメリカで、コロンブスがヨーロッパに伝えたと言われています。日本には1615年に長崎に伝えられ、その後鹿児島県(当時は薩摩)に広がりました。70℃前後でゆっくり加熱すると甘みが増しておいしくなります。石で焼くと70℃くらいの温度が長く続きます。サツマイモのカロリーはご飯より20%少なく、食物繊維やビタミンCは豊富です。ガンや肌荒れ、カゼの予防にも効果があります。ご飯に入れるとほかほかで甘くなりますね。