秋の味覚その1 栗 ご 飯(レシピあり)      栗 お こ わ

 クリは縄文時代の遺跡からも出土しており、古い時代から大事な食料だったことがわかります。日本のクリは甘みが少なく大きいのが特徴です。くりごはんは、そのクリを丸ごと入れ少量の塩を入れることにより引き出される甘みを楽しみます。クリは流通量も少なく、期間も限定されるため食卓から遠ざかりつつありますが、秋の感じさせてくれる代表的な食材です。クリは縁起物でお正月のお供え物、十三夜や各地の神社の秋祭りのときに供えられました。クリを使った料理には、栗きんとん、栗羊羹、栗まんじゅうなどがあります。また、マロングラッセというお菓子は、トチノキ科のマロニエの実を使っていましたが、後にクリを使ったお菓子に変わっていきました。やがてクリのことを”マロン”というようになりました。西洋でもギリシャ時代からクリの栽培が盛んに行われていました。

栗ご飯は、普通のご飯(うるち米)に栗と調味料を入れて炊きあげます。栗おこわは、もち米を使って炊きあげます。もち米は粘りが強く、また、かんでいると甘味も普通のご飯よりたくさん出てきます。

_

_