春の味わい! タケノコごはん
春の味わい! タケノコごはん
1680年ころの江戸時代、江戸目黒の浪屋というタケノコごはんの有名なお店があったそうです。竹は成長が早く、一日で70cmも伸びるといわれます。これは、植物1カ所しかない細胞分裂をする成長点が、竹ではそれぞれの節にあるためです。また、タケノコは 「筍」 と書きます。「旬」とは10日のことで、タケノコは芽生えるとえぐ味が強く硬くなるため10日で食べられなくなるといわれます。「旬(しゅん)」とはおいしい時期を表す意味もあり、まさに生のタケノコのおいしい期間は短いです。タケノコは野菜であるのに、肉や魚に含まれるグルタミン酸やアスパラギン酸、チロシンなどのうまみ成分が含まれているので大切にされたのかも知れません。また、チロシンは体内に入ると、脳のはたらきを活発にさせるドーパミンに変わります。
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