深みのあるデミグラスソースの味! ハヤシライス レシピあり

 ハヤシライスは、薄切り肉とタマネギを炒め、デミグラスソースなどで煮込んだものを白いご飯にかけた料理で、実は日本生まれの洋食です。明治時代に洋食店で売り出され、大正時代には庶民の簡単料理としてカレーライスとともに全国に広がりました。デミグラスソースはフランス料理の基本のソースで、小麦粉をバターで炒めたルーに、牛の肉や骨と野菜を煮込んだ出汁を入れて煮込みます。肉や骨からでるゼラチン質がとろみと塩気を与えてくれます。このデミグラスソースを基本に様々にアレンジされて、ステーキやシチュー、オムレツなどに使われます。ご飯と細切れ肉という意味の「ハッシド ビーフ ウイズ ライス」がなまって「ハヤシライス」となったという説の他にも次のような説があります。①丸善という商社の初代社長の早矢仕 有的(はやし ゆうてき) さんが通っていた三河屋でハッシュ・ド・ビーフがはやっていてご飯にかけたことから。 ②上野精養軒というレストランのコックをしていた林さんが ”まかない食” として考え出した ③4本足の肉を食べるのを嫌っていた時代に、このような料理を食べると早く死ぬから”早死(ハヤシ)ライス」と呼ばれた。

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