おめでたいときは! お 赤 飯

 赤飯は、お祭りや冠婚葬祭(かんこんそうさい)のときに出されます。縄文時代末に日本に伝わったお米は、赤い色をしており、明治にはいるまでは、赤米が主流でした。昔、貴族たちが神様のお供え物にしていた「赤米」を、特別な日には蒸してかためのご飯にして食べたそうです。お米は貴重品であるため、おめでたいときに食べられていました。その風習が今にも伝えられていると考えられています。明治時代以降、品種改良が進みおいしくなった白いご飯を食べるようになりました。今の赤飯は、白米に甘みのあるもち米を混ぜ、アズキなどで着色して食べられます。最近、赤米や黒米がブームを呼んでいますが、ミネラルや鉄分を多くふむため、健康食品として見直されています。