今日のメニューは

吹き寄せおこわ、こんにゃくの土佐煮

かき玉汁、牛乳です。

 

突然ですが、こんにゃくって何からできているか知っていますか?

 

こんにゃくは「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物から作られます。
こんにゃく芋は、ジャガイモと同様に種芋から増やしますが、ジャガイモと違って成長するのに2~3年かかります。 

また、こんにゃく芋は葉に傷がつくだけでも病気になってしまうデリケートな植物で、強い日光や風、水はけの悪い場所ではうまく育ちません。
さらに、こんにゃく芋自体も、とても腐りやすかったので、昔はこんにゃく芋が収穫できる秋限定の食べ物でした。

そんなこんにゃく芋ですが、こんにゃく芋は、少しかじっただけでも口の中がピリピリするほどアクが強く、他の芋のようにそのまま茹でたり、焼くだけでは食べられません。
ところが灰汁に浸けるとアクが中和され、食べることができるようになります。最初に食べようと思った人はすごいですね。
 

実は、世界中でこんにゃくを食べている国民は、ほぼ日本人ぐらい。
初めてこんにゃくを見る外国人にとって、こんにゃくは、「スライムみたいにプヨプヨして気持ち悪い」など、謎の物体扱いだそうです。

おでんの具としても人気の高いこんにゃくですが、当たり前のように食卓に並ぶまで紆余曲折のあった食べ物です。
じっくり味わって食べてくださいね。ごちそうさまでした。

←こんにゃく芋はその形から「ゾウの足」と呼ばれたりも   

 します。

 ←ゾウの足に似てますかね。