どこにもありそうな! クロガネモチ

 サクラのようにきれいな花は咲かず、ミカンのように大きな実はできず、特徴がなくてどこにでもあるような木です。黒鉄と書いてクロガネと呼びます。葉が乾くと鉄色と言われる緑がかった暗い青色になるので名前がつきました。クロガネモチは、「金持ち」を連想させるので、縁起(えんぎ)のいい木として庭に植えられます。また、材は堅いので、農機具の柄などに使われています。一年中緑の葉をつけた常緑樹(じょうりょくじゅ)で、公園樹や街路樹としても利用されています。雄と雌があり、大道小のものは実がならないので雄でしょうか。

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乾いた葉は鉄色と言われる暗い青色になります。