キンカン
キ ン カ ン ミカン科
ヒメタチバナともいい、ミカン科の中では小粒の実をつけます。江戸時代前期に中国から伝わり、関東地方より西側の暖かい地方で栽培されています。皮はなめらかで甘く果肉は酸味が強いため、果実を丸ごと、あるいは皮だけでジャムや砂糖煮にして食べます。これが咳止めの効果もあり、昔は民間薬として家庭でつくっていました。6~7月に甘い香りのする白い花を咲かせ、12月ころには黄色く熟します。木はあまり大きくは育たず、冬にかわいい実をいっぱいつけるため縁起がいいと、庭木にもよく植えられます。
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登録日: 2011年7月28日 /
更新日: 2011年7月28日