11.7.22 ナ ツ メ  クロウメモドキ科

 中国原産で日本には平安時代に入ってきました。葉が開くのが遅く、初夏に芽を吹くので夏芽(なつめ)と名付けられました。初夏に葉の付け根に黄緑色の小さな花をつけ、実は球~長球形で緑色から赤褐色に熟します。食べるとリンゴのような味がし、主に乾燥させて食べます。種子は、脂肪油、トリペノイド、サポニンという成分を含み、鎮静作用、催眠作用があるため、不眠症、健忘症、虚弱体質、便秘などの薬として用いられます。

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