イヌガヤ(犬榧)  イヌガヤ科

 植物では”イヌ”がつくと役に立たないことを意味し、イヌガヤはイチイ科のカヤに似ていますが、カヤほど役に立たないので名前がつきました。カヤの材は黄白色で磨くと光沢が出るので、建築、器具に使われ、特に碁盤としては最高級品になります。また、種子は脂肪に富み、炒って食べたり食用油をとったりします。一方、イヌガヤは、実は食べられますが臭く、材は弓や船をこぐ櫂(かい)などに使われました。細長い葉の先端は尖っていてもやわらかく触っても痛くありません。また、中央脈はカヤよりはっきりしています。大道小では、飼育小屋の裏に生えています。雌株と雄株があります。

__