ドングリのなる木3  コ ナ ラ   ブナ科

 コナラはクヌギとともに雑木林を代表する木で、高さ15mほどになります。材はシイタケのほだ木や建築材や家具などに利用しますが、かつては炭や薪にしていました。また、落ち葉は堆肥にするなど、農山村の生活と深いつながりのある木でした。春に咲いた花の後、秋には小さなドングリがなります。昔の子どもたにとっては貴重な遊び道具で、森の野生動物にも大切な食料でした。人との関わりが少なくなってしまい、今ではあまり注目されなくなりました。よく似たミズナラは、八ヶ岳や日光など標高1000~1500mの山地に生えます。

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