真っ赤な実のなる ヤマモモ

 北校舎東棟の学校園のそばに3本の常緑樹が並んでいます。向かって左2本はオスの木で、右の1本はメスの木です。6月中旬に赤い実をつけます。この実はそのまま食用とされだけでなく、塩漬け、ジャム、果実酒などにされます。材は乾燥すると硬くなり、昔はろくろ細工やボタンなどに使われました。樹皮はタンニン、フラボノイド、ミリセリンという成分を含みます。そのため漢方では ”楊梅皮(ようばいひ)” といい、下痢や打撲症の内服薬として、また、ヒ素中毒の中和に煎じて飲んだり、やけどのときに患部につけたりしました。

__