11.5.31 太陽のまわりに虹? 巻 層 雲

昼ぐらいから太陽のまわりにきれいな円を描いて虹のようなものが現れました。これは、日暈(ひがさ)と呼ばれる気象現象で、上空8千~1万メートル付近で氷の細かな粒でできた薄い雲を太陽の光が通過すると、氷の粒がプリズムのような働きをして光が屈折して起こる現象です。巻層雲と呼ばれる非常に薄く広がった雲によるもので、風がないときに起こります。暈(かさ)の内側が赤色、外側は紫色の虹になります。また、この雲や暈(かさ)が太陽や月のまわりに現れると天気は悪くなると言われています。また、環(わ)は二重に取り巻いているように見えます。地上近くにほぼ水平に現れるので環水平アークといわれます。普通の虹は、太陽と反対方向に現れますが、この虹は太陽と同じ方向に現れます。

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