秋を彩る黄色い群生! セイタカワダチソウ   キク科

 花の少ない秋の野原にひときわ目立つのは、黄色いセイタカアワダチソウの群生です。明治中期の1897年ころ北アメリカから日本に入ったとされる多年草で、急速に分布を広めたのは戦後開発が盛んになるころと一致します。根や茎には有毒成分を含み、アレロパシー(多感作用)と言われる他の植物の生長をじゃまする成分を出すため、繁殖力が強くススキなどの在来植物を押さえて全国に広まりました。最近では、土壌の養分を使い果たしたことや自身のアレロパシーのため勢力は弱くなってきました。虫媒花で花の時期が長いため、ハチミツの蜜源とされています。一時期、花粉症の原因とされましたが、疑惑は否定されているようです。

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